顔のたるみでポイントになるもの

beauty and health年齢を重ねたり、体重が増えたりして、顔のたるみが気になるという方が増えています。
実は、顔のたるみに大きくかかわってくるのがリガメントです。

リガメントとは顔の表面の皮膚や表情筋を支える顔のじん帯のことで、
一般的に知られているじん帯とは違い、細いひも状の繊維組織となっています。

そして、この組織があるため脂肪などが支えられ、ハリのあるお肌を維持できます。
ですが、この顔のじん帯は加齢やストレス・食いしばる癖などで硬くなったり細くなったりします。

そのため、皮膚や脂肪を支えることができなくなり、老け顔の原因となります。
では、このリガメントは具体的にどの位置についていて、どんな役割を果たしているのでしょうか。 肌のハリの維持

まず一つ目が耳下腺と呼ばれる耳の横です。こちらはフェイスラインを引き上げる働きがあります。
また、眼窩下といわれる目の下の骨のきわあたりにもついていて目元を引き上げる役割を持ちます。

さらに、頬骨である頬にもあり、頬の皮膚や脂肪を支え顔の幅を抑える働きがあります。
加えて、咬筋と呼ばれるかみ合わせ部分はほうれい線や口角を維持するのに役立ちます。

最後に、下顎にあるじん帯はほうれい線やフェイスラインとともに首のたるみにも影響します。

顔のたるみを解消するのに効果的なのは

顔のたるみには、顔のじん帯をマッサージでほぐすことが効果的です。
マッサージの良さは、血流を良くして、じん帯が本来持つ弾力を取り戻すことが可能になる点にあります。

ですが、正しい方法で行わないとかえって逆効果になる場合もあるので、ポイントを押さえておくことが大切です。

たるみ改善のポイント

その際に重視したいのがリンパを流すという意識です。

リンパ液は血液と違い、老廃物を流したり人体に有害な影響を与えるものがないかをチェックする働きがある調整役の液体です。
そして、リンパ液が滞ると、顔のたるみやむくみの原因となるため、リンパ液を流すことを考えて行うことが大切です。

具体的なマッサージの方法ですが、目元のたるみに効果的なのが、耳の前の頬の部分を指先で円を描くように軽くもみます。
また、耳の下から鎖骨までを、親指以外の指を使ってなでるように、リンパ液を流すような意識で下におろします。

さらに、目の周りを顔の内側から外側に向かってなでます。
エラやあごの部分は、顔前方のあごの骨の内側のへこむ部分を左右に向かって動かします。

そして、首の上部から鎖骨に向かってなでおろします。
加えて、下顎部分に有効な方法は、両手を左右の口の端と顎を強めにつまみ、
ほうれい線にそって、上に向かってつまむところを変えていくことでリフトアップにつなげることができます。